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暴言・モラハラなどを原因に離婚を主張されたが、少ない解決金の支払いで解決した事案

【事案の概要】

依頼者:夫 30代 会社員
妻 20代 専業主婦
実子2人
  
妻が突然実子2人を連れて実家に帰り別居となった。妻は夫の妻に対する暴言・モラハラ及び夫の子どもに対する暴言・威嚇的な態度などがあったことから、自身はうつ病に罹患したと主張し、離婚を請求した。

【当事務所の活動】

妻が別居に至る大きな原因と主張する子どもへの暴言等について、種々の具体的事実をあげて別居直前も夫が子どもたちと仲良く生活していたことや、子どもの学校行事に出席するために時間の自由な仕事に転職したことなどといった客観的な事実を指摘して、妻の主張するような子どもへの暴言等がないこと、そして妻のうつ病は夫が原因ではないことを的確に反論した。その上で本来慰謝料の発生するような事案ではないという夫側の立場を明確にし、交渉を開始した。

【解決の内容】

交渉の結果、金銭的な給付としては、財産分与を含めて夫から妻に解決金100万円のみを支払うことで離婚に合意させることができた。

【解決のポイント】

妻の主張する暴力・モラハラなどを単純に否定するだけでなく、種々の具体的事実をあげて妻の主張に対する反論を行った点がポイントである。夫の暴言・モラハラなどにより妻が本当にうつ病に罹患していたのであれば、100万円程度の解決金では妻の納得は得られず、離婚成立には至らなかったはずである。

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