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過去に相手方が離婚を認めず困難な状況で相手方の希望を正確に理解し解決に至った事案

【事案の概要】

 離婚/慰謝料の別 離婚

 理由 不貞、別居

 依頼者 性別:男性 年代:40代 職業:会社員

 相手方 性別:女性 年代:40代 職業:無職

 子ども 無

 手続き 調停、訴訟

 解決までの期間 依頼から2年程度

【来所のきっかけ】

依頼者である夫は不貞行為を繰り返した過去があり、有責配偶者という立場であったが、両者の別居期間は8年以上という長期に及んでおり、夫は離婚を強く希望していた。夫は以前に弁護士を立てずに自分で調停を申し立てて、妻に離婚を求めたが、妻は絶対に離婚をしないと調停委員に言い、その時の調停は不成立となった。その後、夫は自分では解決することができないと思い、当事務所を訪れた。

【事案の概要】

本件は、離婚の成否が一番の争点であることは間違いなかったが、両者の別居期間は約8年と相当長期になっていたため、財産分与や慰謝料の条件次第によっては妻が離婚に応じる可能性があった。そこで、現時点での妻の意向を正確に把握し、依頼者においてどこまで歩み寄ることができるのかが検討課題となった。

【争点】

離婚の成否

財産分与

慰謝料

【解決内容】 

夫の代理人に就任した後、まずは、離婚訴訟を提起するのか、離婚調停をもう一度繰り返すのか検討することとなったが、妻の現状を把握する必要があるとの考えから、離婚調停を再度申し立てることとなった。

調停では、妻は前回と変わらず離婚しないの一点張りであったことから、調停は2回目の期日で不成立となってしまったが、妻が今後の生活に不安を感じていることがわかったため、その後の訴訟においては自宅不動産の譲渡を含めた案を当初から提案した。

そうしたところ、担当の裁判官は当方の提案を誠意あるものと評価してくれ、準備書面での主張整理を進めるのではなく、訴訟の早期の時点から和解の期日を設定してくれた。その結果、最終的には自宅の譲渡を含めた内容で和解が成立した。

【解決のポイント】

依頼者は有責配偶者であること、以前の離婚調停が不成立になっていることからして、なかなか困難な状況であったが、妻の希望を正確に理解した上で、訴訟の早い時点で自宅を譲渡するという大きな決断をしたことが解決のポイントであった。


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