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いわゆるセックスレスの状況です。離婚の原因になりますか。

Answer

セックスレスも立派な離婚原因になります。

Point

セックスレスとは夫婦間において長期間性交渉がない状態のことを言います。セックスレスについて、夫婦間でコンセンサスが得られている場合には、直ちに離婚原因なるとはいい難いですが、夫婦の一方が性交渉を求めているにもかかわらず、加齢や病気などの正当な理由が無く性交渉を拒み続けることは、「婚姻を継続しがたい重大な理由」として離婚原因になることは、過去の裁判例にも示されています。

セックスレスが離婚原因と認定されるには、セックスレスの状態が続くことによって、「婚姻を継続しがたい重大な理由」つまり婚姻関係が破綻していると認められることが必要です。

そこで、どの程度の期間セックスレスが続くと、婚姻関係が破綻していると認められるかが問題となります。裁判例では、1年4カ月程度セックスレスが続いた事案で、離婚を認めている事案もありますが、この事案では、夫が性交渉におじない上に、自身はポルノビデオを見て自慰行為に耽っていたという要素も合わせて判断されていますので、純粋にセックスレスの期間だけに目を向けるわけにはいかないと思われます。婚姻関係が破綻したかどうかは、セックスレスの期間だけで判断できるものではなく、性交渉を求めた頻度や相手の対応、普段の夫婦仲などもあわせて総合的に判断せざるを得ませんが、期間については少なくとも1年以上セックスレスの状況が続いていることが一つの目安になり得ると思われます(但し、婚姻当初から性交渉を拒んでいる場合等は1年未満でも十分に離婚原因になり得る可能性があります)。

なお、セックスレスで離婚を認めてもらうには、性交渉が「ない」ことを証明する必要がありますが、「ない」ことを証明することは非常に困難です。性交渉を求めた日やセックスレスに関する夫婦の話し合いの日時・内容などをできる限りメモしておくべきです。

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