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夫が浮気をしました。話し合いをして一度は許したのですが、やはり許せません。離婚できますか。

Answer

夫の過去の浮気を許したからといって、離婚が認められないわけではありません。いま現在、離婚原因が存在するかが重要です。

Point

せっかく作り上げてきた家庭を壊したくない、子ども達のためにも離婚するわけにはいかない、様々な理由で、夫の浮気を一度は許すといったことはよくある話です。しかし、一度は許したつもりでも、時が経つにつれ、当時のことがフラッシュバックしたり、かえって嫌悪感が募ってしまったり、相手の浮気は、精神的に大きな傷を残し、じわじわと夫婦関係を破綻させてしまうこともあります。

裁判所では、離婚について、現在の夫婦関係が破綻しているかどうかといった観点から判断されます。そうしますと、いったん許した過去の不貞をとらえて離婚原因を主張するのは確かに難しい側面があります。特に、夫が夫婦関係の修復に努めてきたような場合には、裁判所としては、直ちに夫婦関係が破綻していると判断しないケースが多いと思われます。反対に、一旦不貞を許した後、すぐに手のひらを返して、家事育児に協力しないなど反省を示していないと評価されるような場合には、婚姻関係は破綻しているものと判断される可能性が高いといえます。

以上のとおり、一旦不貞を許した後に夫が反省し夫婦関係を修復するための努力をしていたと評価される場合には、過去の不貞だけを捉えて離婚原因と認めてもらうのは難しいです。しかし、それでもやはり許せない、離婚したいという場合もあるかと思います。そのような場合には、別居を選択することも一つの方法です。裁判所は、概ね2年半から3年の別居期間をもって夫婦関係が破綻したと判断する傾向にあるからです。但し、夫から悪意の遺棄と主張されてしまわないように、きちんと過去の不貞が許せないこと、やはり夫婦関係を正常に営むことができないことを伝えた上で別居した方がよいです。

 

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